牛乳・豆乳・その次へ。アサヒ「LIKE MILK」が目指す、誰もが同じ食卓を囲める未来
第5章|アサヒの名前を背負うということ

ーーここまでで大きな壁は何でしたか。
製造委託先の確保、品質保証体制の構築、物流の整備です。
僕たちが所属するアサヒグループジャパンは中間持株会社であり、そもそも商品製造・販売する事業会社ではないため、事業会社のような商品の生産の機能も確立した品質保証の仕組みも当時はありませんでした。事業会社の方々に協力していただかなければ何もできない立場なんです。
製造先が見つかるかどうかは本当に大きな壁でした。全国展開して規模を拡大しようとすると、製造、品質保証、物流のすべてをゼロから構築しないといけない。その時に助けてくれたのが、事業会社の調達・生産・物流部門や品質保証部門の方々でした。
品質については特に神経を使う部分です。LIKE MILKにはアサヒのロゴを使っていますから、お客様から見れば立派なアサヒの商品です。
「新規事業だから、ちょっとしたトラブルは許してね」なんてことはお客様には絶対に言えないんです。仮にこの商品で品質事故が起きたら、会社全体に迷惑がかかる。アサヒの名前で出す以上、品質には一切の妥協はできない。広告表現も含めて、商品としてこの形に落ち着くまでにはかなりの苦労がありました。
