全国約5,400施設で培った安心とおいしさを、家庭の夕食へ。日清医療食品「おむかえデリ」が保育園に見つけた事業機会

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第2章|スーパーでも宅配でもない。生活動線上で受け取るという選択肢

日清医療食品が商品を製造・配送し、保育園を受け取り拠点として保護者へ届ける仕組み
保育園を受け取り拠点として保護者へ届ける仕組み

──共働き世帯向けの食事には、スーパーの惣菜や宅配食、ミールキットなど、すでに多くの選択肢があります。その中で、おむかえデリはどのような課題を解決しようとしているのでしょうか。

髙木:当初は、保育園で夕食を持ち帰れたら便利なのではないか、という仮説から始まりました。実際に実証実験を行うと、既存サービスに対するさまざまな声が聞こえてきました。

スーパーについては、お迎え後に子どもを連れて立ち寄ること自体が大変だという声がありました。惣菜は揚げ物が多く、子どもに食べさせる夕食としては選びにくいと感じている方もいます。

一方、宅配食は自宅まで届けてもらえるものの、受け取るために家にいなければなりません。本当に忙しい保護者にとっては、その時間を確保することも負担になると分かりました。

──利便性を得るために、別の手間が生まれてしまうのですね。

髙木:時間を短縮するためのサービスなのに、買い物に立ち寄ったり、宅配を待ったりする必要がある。おむかえデリは、その間を埋めるサービスなのだと実証実験を通じて気づきました。

保育園は、保護者が平日に必ず立ち寄る場所です。普段の生活動線を変えることなく、子どもと一緒に夕食も受け取れるところに、このサービスの価値があると考えています。

──受け取り場所は、最初から保育園を想定していたのでしょうか。

髙木:構想段階から保育園を拠点にすると決めていました。

ただ、当初は保育士さんの業務を増やしてしまうのではないかという懸念もありました。これまで3か所で実証実験を行いましたが、実際には大きな負担を感じているという声は出ていません。保育士さん自身が商品を購入してくださることもありました。

一方で、事業として多くの園に広げていくためには、保護者だけでなく、園側にも導入する価値を感じてもらえる仕組みが必要だと考えています。

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