新規事業プログラムの「3年目の壁」をどう越えたか。リコーTRIBUSに学ぶ、進化し続ける運営のつくり方

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第2章|トップがオーソライズし、現場が走るトップボトムの設計

TRIBUSの運営を支えているのは、意思決定のスピード

森久 泰二郎氏のお写真
TRIBUSの運営を支える森久氏

堀井:
TRIBUSの意思決定の構造について教えてください。

森久:
そうですね。社内ではトップボトムという言葉を使っています。
まずトップが、新規事業に取り組むこと自体やTRIBUSを会社として推進することを明確にし、グループ会社も含めて活用できる取り組みとして位置づけます。
そのうえで、具体的な運営や施策は現場に委ねます。応募者の状況や社内の関心度によって必要な施策が変わるので、細かな意思決定まで毎回上に上げているとスピードが落ちてしまうからです。
だからこそ、大枠はトップが支えながら、具体の打ち手は運営チームが状況を見て判断し、すぐ実行する構造にしています。

堀井:
トップダウンで始まりつつ、実際の運営は現場に任されているわけですね。

森久:
そうですね。年度計画を最初に固め切るというより、状況に応じて柔軟に調整しています。
例えば技術系の応募が増えているなら技術者向けのレクチャーを厚くする。ビジネスモデル設計で悩んでいる人が多ければ、そのテーマの勉強会を追加する。
応募者の動きや課題を見て、その場で言語化し、すぐに施策に落とす。この速さが運営を支える大きな要素になっています。

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