JTBのイノベーション創発プログラムnextenderは、どのように生まれ、進化してきたのか

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第2章|アイデアだけでは事業は生まれない。nextenderが備える3つの要素

nextender全体像
nextenderの全体像

──nextenderは、具体的にどのようなプログラムなのでしょうか。

須谷 氏:nextenderは、JTBのさらなる可能性を見つけ、それぞれをつなぎ合わせながら、活動範囲を広げていくことを目指すイノベーション創発プログラムです。

大きく分けると、挑戦の機会を提供するCHALLENGEと、学びやつながりの場を提供するKNOWLEDGEの2つで構成されています。

CHALLENGEには、社内アイデアコンテストのJUMPをはじめ、ビジネスソリューション事業における未来創造部会、ツーリズム事業におけるTourism Labがあります。一方、KNOWLEDGEには、社員が必要な知識や考え方を学ぶACADEMYと、社員同士の交流を促すNETWORKがあります。これらの取り組みを総称したものがnextenderです。

──新規事業を生み出すだけでなく、人財育成や風土づくりも含まれているのですね。

渡邊 氏:新しい事業を生み出すためには、優れたアイデアだけがあればよいわけではありません。JTBでは、3つの要素が必要だと考えています。

1つ目は、事業のアイデアを生み出し、磨き上げることです。2つ目は、そのアイデアを実現できる人財を育て・輩出し続けること。3つ目は、新しい挑戦が継続的に生まれる風土や文化をつくることです。

どれか一つに取り組めば事業が生まれるわけではありません。アイデア、人財、風土の3つを同時に動かし、相互につながる状態をつくることが、nextenderの基本的な考え方です。

──nextenderの立ち上げ以前から、JUMPは実施されていたのでしょうか。

谷戸 氏:JUMPは、社内アイデアコンテストとして2017年に始まりました。しかし、アイデアコンテストを実施するだけでは、挑戦が単発で終わってしまい、その後の事業化・拡大がなかなか進まないという実態がありました。

そこでnextenderでは、JUMPを挑戦機会の一つに位置づけ、教育や社内ネットワークと組み合わせました。アイデアを生み出す場だけでなく、その前後にある学びやつながり、事業化支援までを一つの仕組みとして設計しています。

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